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ウェーブ版スコープドッグ 、衝撃のヒザ構造 [模型部]

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いままで幾多のスコープドッグの商品が登場しているが、なぜか1/35スケールでコクピットを再現したベストフォルムの決定版が無かった。しかし、ようやくウェーブよりプラモデルが登場!…でもノーマルが無い!
ことの発端はノーマルのスコープドッグ、いわゆる「素コープドッグ」を作ろうとウェーブの「スコープドッグ レッドショルダーカスタム」のPS版とST版を間違えて買ってきてしまったことに始まる。
PS版とST版の違いは
・コクピット内装と搭乗員フィギュアの有無
・脚部降着機構の有無
・レンズなどのパーツが透明成形

となっており、「ATの魅力はコクピットにある」と思っている私は迷うことなくPS版を選ぶはずが間違ってST版を買ってきてしまったのだ。
仕方なく後日PS版を買って来たのだが、両方の脚部を組み比べてみると衝撃の事実が浮かび上がってきた。
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←がST版、→がPS版である。外装パーツは共通なのでフォルムは全く同じである。
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しかし、膝を曲げてみるとPS版は非常に不自然なのが分かると思う。
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降着機構のせいで、膝の回転軸がおかしなところにある。
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当時タカラのSAKをはじめて組んだ時、膝関節の開口部に装甲板をつけ、膝を曲げると連動してカバーするしくみになるほどと唸ったものだ。
しかし、後年の他社製の商品でもこれを再現しているものは無く残念に思っていた。
だが、ST版の脚部はそれを再現している。この脚部を使わない手は無いだろう。

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結局、スコープドッグの完全版を作るにはコクピット内装付きのPS版の上半身と自然に膝が曲がるST版の下半身が必要になるということだ。
余計な穴なども無いし、赤くない肩も付いているので腰のカートリッジホルダを除けば無塗装でもこのような、素晴らしいスコープドッグを作ることができる。(一部取っ手やレンズパーツは取り付けていない)
気になるのは肘のガワラ曲げができない程度。
まあ、膝を曲げない状態でディスプレイするのであればPS版でも充分ではあるが、降着機構自体そんなに必要なものではないので、省略するかバンダイのTAのように差し替え式にしてST版とPS版を統合しても良いと思う。
それが無理でも、スコープドッグを作るたびにST版とPS版をそろえるには費用がかかりすぎてパーツも大量に余ってしまうのでぜひ、ウェーブにはPS版の上半身とST版の下半身のセットにデカールと腰のカートリッジホルダ、立ちポーズのフィギュアなどを付けた素コープドッグパーフェクトセットを販売して欲しいものである。
基本体はそのままに生産毎に異なる装備をおまけとして付けて行くのも良いかも?
とにかくATの模型ではコクピット再現は必須だと思うので、PS版とST版を統合して少しでもスピーディーにリリースして購入者が間違えないようにして欲しい。
間違って買ってハッチが開くのに内装が空っぽなのは凄いショックだよ。
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ST版の脚部は膝関節が自然に曲がる!

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