3Dプリンター実験 [工作部]
前回横ズレトラブルでできなかった実験を行うことにした。
プリンターは週刊マイ3Dプリンターことidboxno標準状態。
フィラメントは三菱化成メディア バーベイタム(Verbatim)のシルバー
設定値はほぼ標準状態で積層:0.3ミリ、密度:20%、サポート材:なし、スカート:あり、ラフト:なし
まず、20ミリ角の正方形をプリント。
デジタルノギスで測ってみると縦横19.4ミリ高さ20ミリとなった。
尺度をXとYを1.03 Zを1.0でプリントするとだいたい正確な寸法となるようだ。
(調整状態や個体差で異なるかも知れません。)
実験体A:オーバーハング確認用
15度ずつずらしてみた。
やはり30度を超えると荒くなりエッジも溶けたように甘くなるようだ。
実験体B:これは支え無しでどのくらいの距離面を貼れるか確認用
間隔は5ミリ・10ミリ・15ミリ・20ミリ・25ミリにしてみた。
驚いたことになんとか25ミリまで面を貼れているが、20ミリは表面は竹細工のような感じで一体化していない。
25ミリだとかなり垂れて来る。
実用は10~15ミリ程度まで、ただし表面はきれいにならないことを覚悟して造形すべし。
実験体C:これはどれくらい細かいものが再現できるか確認用
一番小さい円がノズル系と同じ0.4ミリである。
まあ、積層0.3ミリだし、こんな感じ…
頑張って再現しようとしているが、あまり細かいものは再現できないと思っていた方が良いようである。
3Dプリンター、横ズレ発生! [工作部]
3Dプリンターidboxと柔らかフィラメントPolyFlexを使ったアクションカムの反射防止フードは一応形にはなったが、短面の縁の方に皺が出来て柔軟性を持たせるため薄くすると破れて穴が開いてしまう。
スライス時にサポート材を付けても一番外枠の部分にしか付かないので意味が無いのだ。
自分でモデリング時に支えを増やしてみても解決しない。
おそらく、この面だけオーバーハング角度が大きいのでフィラメントが垂れてしまうのだろう。
この後、カメラのファインダー用の大型アイカップも作成したいので、実験用のモデルを作ってプリントしてみることにした。
実験体A:オーバーハング確認用
15度ずつずらしてみた。
実験体B:これは支え無しでどのくらいの距離面を貼れるか確認用
間隔は5ミリ・10ミリ・15ミリ・25ミリにしてみた。
実験体C:これはどれくらい細かいものが再現できるか確認用
一番小さい円がノズル系と同じ0.4ミリである。
実験体A:をプリントしてみるが、何度やっても大幅にずれてしまう…
昨日までは正常にプリントできていたのに何故…
もちろん造形テーブルはちゃんと固定しているし、ヘッドが軽く動かせることも確認済。
各部のネジを緩めて締めなおしたりしていたら、ホーローセットが一個抜けて無くなっていることを発見。
ホームセンターに走ったがM4ホーローセットは8㎜長のものしかなく、付けたらアクリル筐体にぶつかって回らない!最悪である。
もう一度ホームセンターに行ってM4の短いネジを探すが8㎜以下のネジが無い。
諦めてバックナンバーを注文するしか無いかと思っていたら樹脂製のネジを発見!
これを短く切断して仮固定成功。
さあ、プリント再開。
結局、ガントリー部を分解して再調整したりしていたら、なんとかズレの少ない造形に成功した。