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パノラマカー完全引退

2009年8月30日
遂にこの日が来てしまいました。
ラストランには行けませんでしたが、定期運用離脱後もすべてのパノラマカーの遺志をうけ、ボロボロになっても最後までイベント走行してくれた7011F にはホントにお疲れさまと言いたいです。

私が生まれる前から走っていたと言われるパノラマカー、小学生の頃から通学路近くを走っていて流線型で直線的な形は子供心に新幹線よりカッコイイと思っていました。

電車で通学・通勤するようになると満員の急行電車を避け、わざわざ早めに家を出て普通電車の快適なパノラマカーに乗っていました。
当時は始発駅だったので早めに駅に行けば必ず座れましたので。
パノラマカーの中でいろいろな音楽を聞き、いろいろな本を読み、いろいろな人と出会い、いろいろな会話をしました。
普通列車で片道1時間ちょっと、毎日の往復時間は生活空間の一部と言ってもいいくらいでした。
夜、仕事帰りで疲れている時も薄暗く近未来的な展望席から4つのライトに照らされた景色を眺めると少し元気になったものです。

そんな長年日常に溶け込んでいたパノラマカーも去年6月に激減。
去年10月頃からは休日は朝早くビデオカメラを持って家を出てフリーキップとパンやおにぎり、飲み物を買って犬山、伊奈、岐阜、弥富など普段行かなかったところまで乗りまわしたり撮影した事も運用離脱後のイベントも良い思い出です。

正直、通学通勤でもあまり遭遇しなかった白帯仕様の内装と小逆富士の「特殊な」7011Fは最初あまり好きではありませんでしたが、今では一番思い入れのあるパノラマカーですね。

パノラマカーにとって思い残しがあるとすれば自分の後継となる「乗客を楽しませる」新型車両が無いことでしょう。
電車に子供が乗ってくると必ず一番前にかぶりつく姿を見ていると、いつの日か新型パノラマカーとして不死鳥のように復活して欲しいと思います。

まだまだ、書きたいことはたくさんありますがこの辺で。

さて、今後は撮り溜めたハイビジョン映像や前面展望映像を編集しつつ、撮影した頃を振り返っていこうと思います。
編集が完了しないと終われないので、年内には編集を終わらせたいところ。
たいしたモノではありませんが、せっかく撮った映像なので他の人のも見て貰える方法があればいいなぁと考えています。DVDだと10~20枚分くらいになるのかな?
また、まだ乗ったことが無い三河線、瀬戸線、リニモにも乗ってみたいですね。

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